眠リッチ®の仕組み・睡眠効果について

通常のエアコンと何が違うのか、なぜ睡眠に良いのかをロジカルに解説し、健康投資への納得感を高めます。

日光を浴びると暖かく感じる現象と同様の仕組みです。気温が低くても日光が当たっている場所が暖かく感じるのは、太陽から放射される遠赤外線の効果によるものです。

(補足:「放射」「輻射(ふくしゃ)」「赤外線」はすべて同意語です。)

身体への悪影響は一切ございません。赤外線は日光と同様に電磁波の一種であり、日焼けの原因となる紫外線とは異なるため、肌へのダメージの心配もありません。

通常のエアコンは空気を吹き出すため肌の表面近くの潤いある空気層を吹き飛ばしてしまいますが、赤外線による放射冷暖房は、人体の表面近くの空気層をそのままに保ちます。そのため、温度変化が少なくやわらかく冷暖房することができます。

身体に直接冷風や温風の風を当てないこと、そして高い静粛性を保つことで、睡眠中のストレスとなる刺激を最小限に低減できるためです。

一般のエアコンは温風や冷風を吹き出して温度コントロールを行います。『眠リッチ®』は、冷風や温風をパネル先端で吹き出して全体の室内温度を調整しつつ、放射パネル下部(寝ている方)に対してはパネル表面温度を夏場で10℃前後、冬場で40℃以上にコントロールし、赤外線による放射(輻射)効果で直接優しく冷暖房を行います。

人が就寝中に1℃を超える体感温度変化を受けた場合、「ストレスとして抱え込む」か「寝返りをして途中で目が覚める(中途覚醒)」の2択状態になります。

特に入眠から約90分後までの「第一睡眠周期」に深く眠れるかが成長ホルモンの分泌に大きく影響すると言われていますが、ここで温度変化による無意識な寝返り(温度寝返り)が発生すると、睡眠の質が低下し、体の修復が終わらないまま次の1日が始まってしまいます。これが連続すると「睡眠負債スパイラル」の原因になります。

一般的なルームエアコンはベッド上の温度環境が均一になりにくく、直接風が当たる部分だけが過剰に温まったり冷えたりするため、体表面温度を平準化しようと無意識な寝返りが発生します。『眠リッチ®』のような赤外線タイプはベッド上の温度を均一に調整するため、不要な温度寝返りを抑えることができます。

一般的なルームエアコンは室温制御(サーモON/OFF)の関係で、ベッド上での体感温度が1℃以上変動し、10〜20分毎に温度ストレスを受けてしまいます。『眠リッチ®』のような赤外線空調であれば、この変動幅を1℃以内に抑えられるため、中途覚醒の要因を大幅に減らすことができます。

製品仕様・ラインナップについて

家のデザインを損なわないか、機能面はどうであるかを明記します。

新商品の名称は「寝室用パネルエアコン 『眠リッチ®』 壁掛タイプ」(壁掛型・新型機種)です。

現在のラインナップは、天吊スマートタイプと壁掛タイプの2機種(共通して株式会社フジタ販売)となります。

  • 壁掛タイプ(新型)型番: RATK-2250X(一般地仕様) / RATK-2250XE1(塩害地仕様)
  • 天吊スマートタイプ型番: RAT-2244X(一般地仕様) / RAT-2244XE1(塩害地仕様)

各仕様は以下の通りです(全機種とも安心の日本製・株式会社長府製作所製造)。

  • 室内機サイズ(壁掛タイプ): 厚さ299×幅820×奥行375mm / 重量:10kg
    (天吊スマートタイプ): 厚さ150×幅1236×奥行431mm / 重量:18kg
  • パネル単体重量: 現行の天吊型4.0kg、新型の壁掛型3.2kg(放射面+断熱材など)
  • パネルサイズ(天吊スマートタイプ)…1600mm×1450mm
    (壁掛タイプ)…1500mm×1244mm
  • 室外機サイズ(共通): 高さ530×幅660×奥行277mm / 重量:22kg
  • 配管サイズ仕様: 液側 6.35、ガス側 9.52、フレアジョイント方式(冷媒R32)
  • 電源: 単相100V、15A

従来の天吊スマートタイプと異なり、天井の折り上げ造作工事をすることなく、これまでの一般的なエアコンと同じ位置に設置が可能です。そのため、既存のエアコンとの取替時に簡単に設置できるようになりました。また、独自の放射面(布)の熱交換効率を上げることでコンパクト化に成功し、パネル面積比を20%縮小(約80%にスマート化)しています。

ハイレンジとは、通常のエアコンよりもさらに「冷たい空気」「熱い空気」といった高い熱エネルギーを持つ空気を作ることができる技術を指します。

薄型(天吊スマートタイプ)とは、一般のルームエアコンよりも細くて長いファンを採用することで、屋内機の厚みを145mm(※パネル等除く本体単体)に抑えた設計のことです。

以下の通りです。

  • 冷暖房能力: 2.2kW(マンション8畳相当・両タイプ共通)
  • パネル表面温度: 5℃〜45℃
  • リモコン設定温度範囲: 冷房:16℃〜30℃ / 暖房:16℃〜26℃

はい、フジタが独自に開発した放射冷暖房専用のポリエステル糸編物パネルです。手で触ったときの「汚れにくさ」「適切な通気性と透湿性」「適度な伸縮性」「静電気防止」「火災時の燃え広がりにくさ」「透けにくさ」などの特殊な機能を多数有しています。

風を部屋中に強く吹き出して冷暖房するシステムではないため、室内のほこりやハウスダストが舞い上がりにくく、クリーンな空気環境を保てます。

『眠リッチ®』自体に加湿機能・空気清浄機能はございません。市販の別置加湿器や空気清浄機を併設・併用いただくことは可能です。

どちらのタイプも、①入りタイマー、②切タイマー、③入り・切りタイマーの組み合わせ、④毎日タイマー、⑤おやすみタイマーの5つの設定が可能です。

本製品の標準耐用年数は、一般的なエアコンと同等の10年です(※年間で冷房1,008時間、暖房1,183時間使用した場合を標準としています)。なお、ビルマル(ビル用マルチエアコン)には対応していません。通常のエアコンと同様、室内機1台に対して室外機1台のペア構成となります。

塩害仕様の機種はご用意しております(型番末尾E1)。寒冷地仕様(省エネ基準地域区分の1〜4エリア)はございません。暖房効果が非常に悪くなるため設置は不可となります。また、多雪地帯で夏期のみ冷房運転する場合も、冬期の室外機積雪対策が必要ですので販売店にご相談ください。国内規格で製造されているため、海外での利用には対応しておりません。

電気代・省エネ性能について

いいえ、通常のエアコンと概ね同程度です。熱源には一般的なエアコンと同じ省エネ性に優れた「ヒートポンプ方式」を採用しているため、使用条件にもよりますが電気代が跳ね上がる心配はありません。

お部屋の構造にもよりますが、目安として冷房で1〜22円、暖房で0〜24円の範囲です(※電気料金目安単価1kWh=31円と仮定した場合)。

消費電力の傾向は以下の通りです。冷房と除湿の電気代についても、通常のエアコンと同様にほぼ同程度です。

  • 壁掛タイプ: 冷房 275〜710W / 暖房 330〜780W
  • 天吊スマートタイプ: 冷房 310〜710W / 暖房 375〜555W

通常、確認申請時にエアコンの省エネ性能を考慮する場合は「省エネ適合性判定(省エネ適判)」の手続きが必要ですが、『眠リッチ®』は申請上のいわゆる「エアコンの範疇」に属さないため、省エネ性能表示や確認申請時の申請には【非該当】と考えられます。詳細は所轄の確認申請機関にご相談ください。

設置環境・能力について

『眠リッチ®』の優れた放射効果を最大限に体感していただくためには、寝室など「身体を横にしている姿勢(静止状態)」が多い空間が最も適しています。そのため、寝室でのご利用を強くお勧めしており、リビングへの設置はお勧めしていません。

以下の通りです。

  • 部屋の広さ: お部屋の断熱性能にもよりますが、寝室の広さ6〜8畳程度を想定しています。
  • 天井の高さ: 2.1〜2.6m程度を想定しています。
  • ベッド位置: パネルの真下に配置されるのが最も効果的です。加えて、パネルの先端側に頭がこないような配置にしていただくことが望ましいです。

インテリアに馴染みやすい「ホワイト(1色)のみ」のご用意となります。

『眠リッチ®』の熱源は、就寝中の無風感・静音性を守るため「弱風運転の多用」を前提に設計されています。そのため、お部屋全体が適温になるまでの立ち上がり時間はルームエアコンの約3倍(冷房は約2倍、暖房は約4倍)かかります。

【立ち上がりを急ぐ場合の対策】リモコンの「パワフル」ボタンを押してください。30分間フルパワーで運転します。おおむね夏場15分、冬場30分程度で適温に到達します。

市販の「床置き式の小型サーキュレーター」を上向き・弱風運転で回してください。『眠リッチ®』ならではの心地よい無風感や静音性を損なうことなく、一般的なルームエアコンと同等の高い暖房性能を確保・補完することができます。

冷房運転時はパネルの周囲を常に乾燥した空気が覆うシステムになっているため、パネル表面に結露発生することはございません。安心してお休みください。

購入・保証・体感について

  • 天吊スマートタイプ: オープン価格です。建物の構造や仕様により取付工事費が大幅に変わるため、設計事務所や工務店様に見積もりをご依頼ください。
  • 壁掛タイプ: 販売店(一部の家電量販店エアコン売場等含む)にてお求めいただけます。詳細な購入価格は各販売店にお尋ねください。

(ショールーム実装後に最新情報にアップデート)→ はい、ございます。東京・渋谷区代々木(代々木駅から徒歩約5分)に『眠リッチ®』専用の体感ルームをご用意しており、壁掛タイプと天吊スマートタイプの双方を設置しています。完全予約制となりますので、WEBサイトのお問い合わせフォームよりお申し込みください。

メーカー保証期間は購入日から、機器本体が1年間、冷媒装置(主要可動部)が5年間です。なお、現在のところ延長保証制度はございません。

はい、機器付属品としてご購入いただけます。基本的には『眠リッチ®』を購入された販売店や工務店へお問い合わせください。

お手入れ・メンテナンスについて

はい、ご家庭の通常の洗濯機で丸洗いが可能です。ただし、生地を傷めないよう乾燥機(タンブラー乾燥)の使用は絶対に避けてください。ポリエステル素材のため、脱水後はほとんど水分が飛んだ状態になります。わずかに湿り気が残っている程度であれば、そのままアルミフレームに取り付けていただいて問題ありません。そのまま自然乾燥させてください。

『眠リッチ®』に自動お掃除機能は搭載されておりません。ほこりを巻き上げにくい構造のためエアフィルタは汚れにくいですが、衛生的にご使用いただくため1~2か月に1回を目安にエアフィルタの定期清掃をお勧めしています。

エアフィルタを外すと見えるアルミフィンの表面に、お部屋の環境によってフェルト状のほこりが堆積することがあります。このほこりは市販の洗浄スプレー等では除去できませんので、乾いた布やティッシュなどで優しく拭き取ってください。

内部ユニットの洗浄は、ご自身では絶対に行わず、必ずお買い求めになった販売店や専門業者にご相談ください。市販の洗浄スプレーの誤用などは故障や発火の原因となります。

定期的な保守メンテナンス契約のご用意はございません。故障や不具合が疑われる場合のみ出張点検に伺います。

通常のエアコンと同じ扱いで問題ありません。電源プラグを抜いたりブレーカーを落としたりする必要はありませんが、わずかな待機電力を削減したい場合は、長期間使用しない間だけブレーカーを落としていただいても製品上問題ありません。

  • 天吊スマートタイプ: 業務用のエアコンと同じ範疇に属するため、「フロン回収・破壊法」の対象となります。専門の回収業者に依頼してください。
  • 壁掛タイプ: 一般のルームエアコンと同様に「家電リサイクル法」に基づいて処分できます。購入した家電量販店や買い替え先、自治体提携の回収業者等へご相談ください。

故障かな?と思ったら

電源ランプの状態を確認してください。

  • 点灯中: 停止直後の再運転などは機器保護のため数分間作動しません。また、リモコンの設定温度が不適切な場合も作動しないことがあります。
  • 消灯中: 停電、ブレーカー、電源プラグ、リモコン電池、コネクタの接続を確認してください。
  • 点滅中: 吸込口・吹出口の塞がりを確認し、一度プラグを抜きフィルター掃除をして3分以上待ってから再試行してください。直らない場合は修理が必要です。

リモコンの現在時刻が合っているかご確認ください。また、停電やプラグ抜け、ブレーカー遮断などでタイマー設定が解除されるため、再度セットし直してください。

  • タイマー各種がセットされていないか確認してください。
  • ランプ点灯のまま停止: 電圧の急激な変動による保護。数分後に自動再開します。
  • 暖房中停止+ランプ点滅: 室外機の霜取り運転(約3〜12分間)のためで、終われば自動再開します。

室内機内部を乾燥させてカビや臭いを防ぐ「クリーン運転」を行っているためで、故障ではありません。

  • 風が出ない: 暖房立ち上がり時の冷風防止、または設定温度到達によるファン一時停止。
  • 効きが悪い: 窓・ドアの開放、換気扇の稼働、エアフィルタの目詰まり、外気温の影響などを確認してください。

機械の構造上の音(シュルシュル:冷媒音、ビシッ:熱伸縮きしみ音、ポコポコ:排水ホースの空気逆流など)によるもので、いずれも異常ではありません。

ただし、「バサッバサッ」という音は、エアフィルタがつまって風が出にくくなっているときに発生します。エアフィルタの掃除をしてください。

室内機内部やエアフィルタに生活臭が吸着している可能性があります。まずはエアフィルタの掃除を行い、改善しない場合は専門クリーニングにご相談いただくか、「くうきれいエアコンアルミフィン洗浄剤(ショーワ社製)」をつかったアルミフィン洗浄をお試しください。

  • 室外機の湯気(冬): 霜取り運転時に、室外機のコイルが加熱されて発生する湯気です。
  • 室内機の霧(夏): 暖かい空気が冷風で急激に冷やされた現象です。いずれも異常ありません。

インバータ蛍光灯やテレビによる赤外線干渉、直射日光、乾電池の消耗、コネクタの緩み、外部電波による一時的なフリーズ(プラグを抜いて3分後再投入で改善)などが考えられます。

明るさ設定が「暗」になっていないか確認してください。運転開始時の点滅は不具合を示すものなので、前述の電源プラグを抜くなどの処置を行ったのち、コールセンターにご連絡ください。

運転停止直後は、内部にこもった熱を逃がして製品を保護するため、ファンがしばらく回り続ける仕様になっています。自動で止まります。

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